せるの例文や意味・使い方に関するQ&A

「せる」の類語とその違い

Q: てもらう と てほしい はどう違いますか?
A: 使役「さて」+受益「もらう」

使役「さる」は異なる意味を持っています。
1 人にある行為をするようにし向ける。「勉強を―・る」
2 するにまかる。することを許す。「好きなように―・る」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B/

そのために文の内容によって上のどちらかの意味になり、「さてほしい」との対比にならないものが出現します。

1出張の予定ができたので、会議を早く終わらてもらう。
2出張の予定ができたので、会議を欠席さてもらう。

ご質問の「てもらう」と「てほしい」の対比は上の2の意味の場合に限られます。1の場合は、「てほしい」という希望の存在が引き起こす結果としての行動になるために、同一平面に並べられない、次元の異なる対比になると思われます。


会議を早く終わらてほしい。
会議を欠席さてほしい。
「ほしい」という言葉は話者の希望を述べるために使われています。

一方、「会議を欠席さてもらう。」は話者の意志表明(宣言)です。違いの最重要ポイントはそれでしょう。

これが「会議を欠席さてもらいたい。」になれば話者の希望表明になって、「会議を欠席さてほしい。」と同義表現になると思われます。

ただし、人間というのは常に言行一致を行っているわけではありまん。
自分の行動についての意志表明や宣言をしたところで、許可を出す人との駆け引きに使っている可能性もあります。許可を出す人が「ノー」と言えば、宣言と異なる行動をする人もたくさんいます。この辺りの実際面のことがらは人間の行動心理学の分野になるでしょう。

言語面に関して言うなら、「さてもらう」は希望を表明しているのでなくて宣言を行っていると解釈するべきだと思われます。

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